星美学園中学校高等学校

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中3が放送朝礼を行いました 

2021.01.22

中学3年生の代議員4名が放送朝礼を行いました。
内容については教員はほとんど手を入れず、4人で相談して考えたそうです。
また、原稿の制作にはICTを積極的に活用。
Googleクラスルームを使用してスケジュール調整やテーマ決めを行った後、Googleドキュメントで分担して書いた原稿を共有してお互いにコメントをつけ合うという形で、対面での打ち合わせをできるだけ避けて完成させたとのことでした。

放送朝礼の内容は今まで要約して掲載することが多かったのですが、今回は許可をもらい全文掲載することにしました。
中学3年生の考えや思いがストレートに伝わってくるとても素敵な放送朝礼でしたので、最後までお読みいただければ幸いです。

「これから中3の放送朝礼を始めます。
今年は、新型コロナウイルスの影響で、様々な行事が中止や規模縮小となりました。
その様ななか、私たちは、11月20日から22日までの3日間、京都に修学旅行に行ってきました。
例年であれば、3泊4日で初日は奈良、3日目は班ごとでの自主行動が予定されていました。
しかし、コロナの影響で、今年度は1日短く、初日の奈良を中止、自主行動は指定されたコースから選ぶものになってしまいました。
その分いつもは、全員で行うことの出来ない八つ橋作り体験をすることができたり、コースによっては、染め物体験もすることができました。
また、コロナ対策で貸切バスを利用したため、通常では、1日で回ることの難しい離れた場所も1日で回ることができました。
コロナというイレギュラーの中でも、様々な名所を巡れてとても楽しい修学旅行でした。

そんな修学旅行でしたがいつも頭ではコロナウイルスという言葉がありました。
食事の時は皆同じ方向を向き、おかわりの際も自分で取りに行くのではなく、旅館の人にハンドサインで合図をして声を出さないよう工夫しました。
また、旅館でも少ない人数で広い部屋に泊まり、寝る時とお風呂以外はマスクを着用していました。
寝る時も布団を離して密にならないように気を付けました。
写真もマスクのままでのものがほとんどです。   
 
そんな中でも中3はマスクを外して写真を撮る時、全員ピタッと無言で撮って、マスクをつけてから話していました。
当然だと思う人もいると思いますが、全員が話さないというのはそう簡単にはできないと私は思いました。
どんなに楽しくてもやる時にはちゃんとやるという中3らしさが現れた行動だったのではないかと思います。
 
このようにしっかり対策したことによって誰も体調を崩さず無事帰ってくることが出来ました。
色々制限されたことで不安や不満もありましたが、今健康に過ごせているので対策をして良かったと思います。
そして、京都でお世話になった方々、JTBさん、先生方の協力のおかげで行うことが出来た修学旅行だと思います。
本当にありがとうございました。

コロナウイルスのことを考えて楽しい事を自粛したり中止するというのはとてもつらいことで嫌だと思うことも沢山あると思います。
私もいつ終息するんだろうと何回考えたかわかりません。
ですが、意識して過ごさないと、コロナの危険性を軽視してしまいます。
コロナウイルスを意識して過ごすというのも1つの対策だと思います。
早くコロナウイルスが終息することを願い、修学旅行中の中3のように意識して行動できるようにしたいです。

私たちは、4月には高校生になります。
学年で「高校でやりたいことや頑張りたいことはありますか?」とアンケートを取ったところ、「部活・勉強の両立をし,自分のスキルを向上したい」と言うような意見が多くありました。
高校生になれば、大学受験の勉強、特に英語は海外研修などもあるので、中学生の頃よりもより一層難しくなります。
ですが、将来のためにも部活など他のことと両立させていきたいと思います。
また高入生の人との交流も大切にして、新しい高校生活を楽しみたいです。
そして、現在流行している新型コロナウイルスが終息し、マスクを外してクラスメイトと一緒に生活ができるような未来になっていることを願いたいです。

これで、中3の放送朝礼を終わります。今日も晴れやかにお過ごし下さい。」

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