星美学園中学校高等学校

 学校行事

令和2年度 卒業式

2021.03.01

暖かな春の日差しの中、令和2年度卒業式が行われました。

新型コロナウイルスの影響で、席間を開け、保護者の参加は1名まで、在校生の参加は生徒会長副会長のみという制限はありましたが、71期生を皆で送り出すことができました。

校長先生のお話や在校生の送辞、卒業生の答辞、父母の会の会長様の挨拶と全ての中に登場した新型コロナウイルスの言葉に改めて影響の大きさを感じつつも、無事に式を開けたことや、この一年間の色々な出来事と人との関わりに改めて感謝をしながらの式となりました。

卒業式での校長先生による卒業生への言葉を以下に掲載します。
71期生の皆さん、卒業おめでとうございました!

 

学校長式辞

「星美の丘に春の足音が日に日に近づいてきたこの良き日に、晴れの卒業式を迎えられた71期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
感染症の影響を受け、人数の制限、縮小された内容での卒業式ですが、ご来賓と保護者の皆様に囲まれての式ができることは、本当にありがたいことだと感じております。

ご来賓の皆様、このコロナ禍に、お忙しい中、共に喜びの時を過ごしていただけますことに感謝申し上げます。
また、保護者の皆様、これまであらゆる場面でご理解ご協力をいただきましたことに感謝申し上げます。
きっと皆様は、素敵な女性に成長したお嬢様方をご覧になり、感無量のことと思います。
改めまして、ご卒業おめでとうございます。
 
 さて、卒業生の皆さん、皆さんは今日、星美学園での生活にピリオドを打つことになり、毎日着ていた制服はもう2度と着ることはありません。
あの坂も毎日上らなくなります。まだ実感としてわいては来ないと思いますが、ここでの生活はすべて思い出となってしまいます。

 でも、皆さんが星美学園で受けてきた教育は、皆さんの中に一生涯残っていきます。
皆さんは、学校生活の中で、これからの長い人生のために必要な、大切なことを学んできました。
それは、皆さんにしていただいたアンケートの中のこの言葉に要約されます。
「一人一人がかけがいのない存在であることや、他者の為に行動する事の大切さなどが学べた」と。

つまり、それは聖書にある「愛する力」のことです。
すでに、皆さんの中にはこの愛が確実に育っています。
なぜなら、先ほどのアンケートに、ほとんどの人が、「周りのお友達がみんな優しく温かい人ばかり」と書いているからです。

これは、皆さんの心に、自分を大切にし、人も大切にできる力がついている証拠です。
どうぞこの愛を持って、世の中に出て、聡明でたくましく喜んで社会に貢献できる美しい星のような人になり、幸せな人生を歩んでいってください。
私たちは、いつも皆さんの幸せを祈り、応援しています。

では、最後に今まで守ってくださった聖母マリア様が、皆さんのこれからの人生の中でも見守り、恵みを与えてくださるよう願いつつ、式辞を終わりにします。」

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